2026年 9月 の投稿一覧

【秋分〜秋の土用を過ごすなら】

楽して健康でいたい人必見!サウナや長風呂より効果的な「ズボラ養生法」

「健康でいたいけれど、しんどい思いや面倒なことはしたくない…」 「疲れたときはサウナや長風呂で汗をドバッとかいて、デトックスしなきゃだめ?」

そう思っているあなたに、朗報です。今すぐ「健康のために頑張る」のをやめてください。

実は、疲れているときにサウナに入ったり、長風呂で汗を流したりするのは、身体にとって「超ハードワーク」!

無理に汗をかかないことこそが、東洋医学の古典でも証明されている一番賢くて楽な健康法なのです。

今回は、約2000年前の医学書『黄帝内経(素問・霊枢)』や『難経』の知恵を紐解きながら、秋分から秋の土用にかけての「一番楽で疲れない養生法」をお伝えします。

1. 「汗をかく=デトックス」は間違い?疲れ切っている時の発汗はエネルギーの無駄遣い

世間一般では「汗をかくのは体に良いこと」とされていますが、東洋医学では汗は大切なエネルギーそのものと考えます。

『霊枢』営衛生会篇:汗は「血液」と同じ価値を持つ

「血の余りは汗となる(汗血同源)」

東洋医学の聖典『霊枢』には、汗と血液(栄養物質)は根本が同じであると記されています。つまり、大量に汗をかくということは、血(栄養)や津液(体内の水分)を体外へ捨て、同時に「気(エネルギー)」も漏らし出してしまう行為なのです。

『難経』三十六難:疲れている時に汗をかいてはいけない

「脱陰の者は汗を出すこと勿れ、脱陽の者は発汗せしめること勿れ」

さらに、医書のバイブル『難経』でも、エネルギーや潤いが減っている人に対して「絶対に汗をかかせてはならない」と強く警告しています。

体力残量が10%しかないスマホで重いゲームアプリを起動すると一気にシャットダウンするように、ヘトヘトな状態でサウナに入るのは「エネルギーの不渡り」を起こすようなもの。

サボっているどころか、頑張って汗をかく方が身体を痛めつけていたのです。

2. 古典が教えてくれる「何もしない」最高の養生

秋分を過ぎ、寒露や「秋の土用(10月下旬〜)」を迎えるこれからの時期は、季節の変わり目で特に胃腸(脾胃)が弱まり、エネルギーを作り出す力が落ちやすくなります。

そんな時期に私たちがすべきなのは、無理な運動やハードなデトックスではありません。

『素問』四気調神大論篇:秋はエネルギーを外に漏らさない

「秋三月、此れを容平と謂う。…無して精神を内に収め、秋気をして平らかならしめ…」

『素問』に書かれている秋の過ごし方はとてもシンプル。「エネルギーを無闇に外へ漏らさず、内側にじっくり溜め込みなさい」ということです。

汗をかいてスッキリしようとする「攻めのケア」は一切不要。身体に余計な負荷をかけず「守り」に徹することこそが、古典に裏付けられた正しい過ごし方なのです。

3. 今日からできる!一番「楽」な秋のズボラ養生ステップ

「楽をして健康でいたい」あなたがやるべき行動は、たったのこれだけです。

  1. お風呂は「ぬるめ」でサッと済ませる
    • 熱いお湯やサウナで追い込まず、40度前後のぬるめのお湯に10〜15分浸かるだけ。しんどかったら5分くらいでもOK!目的は「汗をかくこと」ではなく「身体の芯を温めること」です。
  2. 温かいものを食べて、胃を温める
    • 胃腸に負担をかけない温かいスープなどを食べたら、スマホを置いて早めに布団に入りましょう。※寝る直前は出来れば避けて。
  3. 「サボる自分」を褒める
    • 疲れているときに「今日サウナ行かなかったな」「運動サボっちゃったな」と思う必要はありません。「エネルギーを温存できた!」と自分を肯定してあげてください。

4. まとめ:「楽をする(=減らさない)」ことこそが最高のコンディショニング

健康になるために、わざわざ厳しいトレーニングをしたり、サウナで限界まで汗をかいたりする必要はありません。

東洋医学が教えてくれる究極の養生は、「今あるエネルギーを無駄に減らさないこと」。

「最近なんだかダルいな」と感じたら、無理して動かず、ぬるめのお湯にサッと浸かって温かいお湯(50℃位)を飲み、早く寝てしまいましょう。

それこそが、次の季節を元気に乗り切るための、最も賢くて楽な選択です!

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立秋から秋分へ「陰陽の転換点」を健やかに越える東洋医学の秋養生

9月も中旬に入り、すっかり秋めいてきましたね。東洋医学では、季節によって過ごし方を変えましょう、という養生法が存在します。

あと少しで二十四節気の「秋分」に入るので、今回はその話を書きました。参考にしてね( ¨̮ )

「立秋と秋分、どう違う?」

「昼と夜の長さが等しくなるのは、立秋だっけ?秋分だっけ?」と一瞬迷うことはありませんか?

(立秋、秋分、なんだっけ?って方もいるかもしれませんが・・・)

実は、自然界の「陽(熱・活動)」と「陰(寒・静寂)」がピッタリ拮抗し、そこから本格的に陰の季節へ切り替わるターニングポイントこそが「秋分の日」です。

立秋(8月7日頃)で静かに生まれた「陰の兆し」は、秋分(9月23日頃)を境界として「陽」を追い抜きます。

今回は、東洋医学の原典である『黄帝内経』『素問』『霊枢』『難経』の1次情報を紐解きながら、この季節のグラデーションに合わせた正しい養生法をお伝えします。

1. 1次情報が教える「秋の基本原則」

秋の3ヶ月は古典で「容平(ようへい)」と呼ばれ、万物が実りを迎え、収穫して蓄える時期とされています。

2. 病因の連鎖を防ぐ:「土生金(どしょうきん)」の法則

なぜ秋分からのケアに「夏〜立秋の過ごし方」が関わってくるのでしょうか。

その鍵は五行説の「土生金」にあります。

養生を怠ると、冬になって不調が跳ね返ってくることも原文に記されています。

秋に脾胃や肺を傷めて乾燥(燥邪)や冷えに晒されると、冬になってから強い咳や関節の痛み、冷え(冬生咳嗽)として表面化します。

3. 津液(潤い)を守る:『霊枢』が説くバリア機能

秋分以降に強まる乾燥から身を守るには、体内の水分(津液)の維持が不可欠です。

4. 秋分から始める具体的な実践プログラム

① 食養生(補気健脾 & 潤肺)

② 運動・生活(収斂と養陰)

③ セルフお灸ケア(ツボの活用)

まとめ:冬に向けた最強の身体づくり

秋分の日を境に、自然界は「発散」から「蓄積」へと明確にシフトします。

無理に身体を追い込むのではなく、「しっかり食べて脾胃を養い(健脾)、しっかり休んで陰を育み(養陰)、お灸で巡りを整える」こと。立秋から繋がるこの「収める養生」こそが、冬の寒さや乾燥に負けない最強の身体をつくる土台となります。

健康は有限の資源です。

現状維持ではなく、少しでも前進することが、日々生き生きと自分らしく人生を送る鍵になります。

ランナーさんにとっては追い込み可能な時期ですが、ケアも怠らず!秋も華麗に乗り切りましょう!

先日第1回解開催のマラソン大会があり、私は走らずメダルかけボランティアでした

【膝痛に悩むランナーへ】東洋医学の知恵!「関節=土」だから内臓から整えると完走率が爆上がりする理由

「大会に向けて走り込んでいるのに、膝が痛くて思うように走れない…」
「アイシングやストレッチ、フォーム改善も試したけど改善しない…」


そんな悩みを抱えていませんか?

実はその膝の痛み、膝そのものではなく「内臓」が原因かもしれません。

「えっ、膝と内臓が関係あるの?」

と、思うかもしれませんが、東洋医学の視点を取り入れると、完走へのアプローチがガラリと変わります。

東洋医学の基本:「関節 = 土」である理由


東洋医学には「木・火・土・金・水」の5つの要素(五行説)で体のバランスを捉える考え方があります。

この中で、「土(ど)」のグループに属しているのが以下の一群です。


土グループ:関節・肉(筋肉)・脾(ひ:胃腸・消化器系)


つまり、「関節や筋肉」の状態は、「胃腸(内臓)」の状態と直結しているということです。

「土(内臓)」という土台がしっかり作られていないと、その上に立つ「土(筋肉・関節)」に十分な栄養やエネルギーが届かず、痛みを引き起こしやすくなります。

ちなみに、「関節」って身体中にありますね。

問題が起きやすい順番は以下の通り。

1位:膝関節(ひざかんせつ)
特徴: 体重の数倍の負荷が常にかかる構造。ランナー膝や変形性膝関節症など、使い込みによる炎症から内臓疲労(東洋医学での「脾」のトラブル)の影響まで最も受けやすい関節です。

 2位:腰椎・仙骨関節(腰・骨盤まわり)
特徴: 上半身と下半身をつなぐ要。姿勢の崩れや体幹の筋力低下、長時間のデスクワークやランニングの衝撃でトラブルが多発します。

 3位:肩関節(かたかんせつ)
特徴: 可動域が全関節の中で最も広い反面、構造的に非常に不安定。四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)や腱板損傷など、年齢やオーバーユースによる問題が起こりやすい部位です。

 4位:足関節(そくかんせつ)
特徴: 捻挫の発生率がナンバーワン。一度靭帯を伸ばすとグラつきが残りやすく、着地衝撃を直接受けるため膝や腰の痛みへ連鎖するリスクも高まります。

5位:股関節(こかんせつ)
特徴: 体重を支える巨大な関節。変形性股関節症や、周辺の筋肉(腸腰筋など)の硬化による詰まり感・痛みが起こりやすい部位です。

膝と腰がツートップであり、下半身の土台をいかに整えるかが身体全体のコンディションを左右します。

普段の姿勢や歩き方ももちろん、改善の余地はあるでしょう。

施術周期は週一回が望ましいですが、月1回のメンテナンスでも調整は出来ます。

セルフケアにはお灸もオススメです。

東洋医学のバイブルにも記された「土=脾・胃」の根拠

ここまでの話、単なるイメージではありません。

2,000年以上前に書かれた東洋医学の最古の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』や『難経(なんぎょう)』にも、はっきりとこう記されています。

・『素問』太陰陽明論:「脾者土也、治中央…」(脾とは土である。中央を治め全身の根幹となる)

・『素問』陰陽応象大論:「…土生甘、甘生脾、脾生肉…」(土から甘味が生じ、甘味が脾を養い、脾が肉・筋肉を育てる)

・『難経』四十九難:「脾者、土也。」(脾とは土そのものである)

※東洋医学でいう「脾」とは、現代でいう「胃腸・消化器系」全般を指します。

ランナーが陥りがちな「内臓の不調」チェック
走る動作は想像以上に内臓へ負担をかけています。以下に心当たりはありませんか?

これらはすべて「胃腸(脾)からのSOS」。

内臓が弱ったまま走り続けると、どれだけ外側からケアしても痛みが再発しやすくなります。

内臓から整えて完走率を爆上げする3つのケア
外側から膝にアプローチをする前に、まずは「内臓(土のベース)」を整えましょう!

❶ 冷たいものを控え、温かい(常温の)飲食を心がける
胃腸は「冷え」が大敵です。特に胃は温かい物が大好き。胃と表裏である脾は湿を嫌います。

❷「足三里(あしさんり)」のツボを押す
膝の下(外側)にある「足三里」は、胃腸の働きを高め、足の疲労をとる万能ツボです。出来ればお灸や鍼で経絡の流れを整えられるといいですが、セルフケアでもやらないよりはマシですよ。

❸甘い物が欲しくなったら「自然な甘み」を選ぶ
「土(脾)」を補う味覚は「甘味」ですが、現代は相対的に糖質過多なので積極的に摂らなくてもいいです。「でも食べたい!」という方は、食べるなら精製砂糖ではなく、かぼちゃ・さつまいも・バナナ・甘酒などの自然な甘みを摂るようにしてみてくださいね。

まとめ:外側(筋肉・関節)× 内側(内臓)でフルマラソン完走へ!

膝の痛みを単なるオーバーワークとしてだけでなく、「内臓をケアしてね」という体からのメッセージと捉えてみてください。

筋トレやストレッチ(外側のケア)に加えて、「胃腸を整える(内側のケア)」を習慣にすれば、膝の不安を解消して笑顔でフィニッシュラインを切れるはずです!

来年こそは完走を!

道民ランナーのお祭り的大会、北海道マラソン。タイムを狙い方も沢山いらっしゃいますが、「完走」が目的の方も多いです。

がむしゃらに距離だけを追った練習が、上手くいくとは限りません。

怪我をしない、体調も崩れない、走れる身体を内臓から作っていきませんか?

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