2026年 8月 の投稿一覧

北海道マラソン直前!胃腸を壊さず完走をたぐり寄せる「東洋医学的カーボローディング」

いよいよ北海道マラソン直前!

「何としても完走したい!」

「後半のスタミナ切れや胃もたれが心配…」

と、不安になっていませんか?

「直前だからエネルギーを溜め込まなきゃ!」と、無理にうどんや白米をドカ食いするのはちょっと待ってください。

実は、直前のドカ食いは胃腸(脾胃)を疲弊させ、当日の胃もたれやスタミナ切れの原因になってしまうのです。

今回は、しっかり食べて走れる鍼灸師ランナーの視点から、完走を目指すあなたが胃腸を守りつつエネルギーを満タンにする「東洋医学的カーボローディング」をお伝えします!

1. なぜ「完走したい人」ほどドカ食いはNGなのか?

東洋医学では、胃腸(脾胃)は食べ物を「気(生きるエネルギー)」に変える大切な工場です。

空きっ腹にいきなり大量の炭水化物を詰め込むと、工場がオーバーワークを起こして消化不良(内臓のバテ)を引き起こします。

「エネルギーを補給したのに、当日はお腹が重くて走れない…」となっては本末転倒。

完走を引き寄せるために大切なのは、

「消化吸収の負担を最小限にしつつ、効率よくエネルギーに変えること」なのです。

2. 最強の組み合わせは「うどん(即効性)× おにぎり(持続性)」

カーボローディングで賢くエネルギーを蓄えるコツは、炭水化物の「消化スピードの違い」を利用することです。

 うどん(粉食): 一度粉砕されているため消化が早く、すぐに使える即効エネルギーになる。

 おにぎり(粒食): 胃の中でじっくり分解されるため、レース後半まで続く持続エネルギーになる。

この「即効性×持続性」を組み合わせるのが完走への一歩!

ただし、油脂(天ぷらや油揚げなど)は胃の動きを著しく遅らせるため厳禁です。ノンオイルで「よく噛んで」食べましょう。

3. 胃腸を温めて勝つ!私の一押しは「豚汁+おにぎり」

そして、胃腸を守りながら完走の土台を作るなら「温かい豚汁とおにぎり」の組み合わせが最高です。

 お米(おにぎり): 気(エネルギー)を補う

 豚肉: 長時間走るためのスタミナと身体の潤いを補う

 味噌・根菜類: 冷えやすいお腹(脾胃)を温め、消化スイッチを入れる

冷たいジュースや生野菜ではなく、温かい豚汁でお腹を温めることで胃腸の働きがグッと高まり、食べた炭水化物がスムーズに全身のエネルギーへと変わります。

4. 前夜・当日の朝にやってほしい「足三里」のツボケア

食事と一緒に、ツボの力で胃腸のスイッチを入れてあげましょう!

 足三里(あしさんり): 膝のお皿の下、外側のくぼみから指4本分下にあるツボ。

ここを気持ちいい強さで押したり、ドライヤーやお灸で温めたりすると、胃腸の働きが活発になり消化吸収を助けてくれます。

4. 実は重要!エナジージェル(補給食)の「向き・不向き」

レース中の強い味方である「エナジージェル」ですが、実はこれにも向き・不向きがあります。

 ドロッとした高濃度ジェルが苦手な人

糖度が非常に高いため、胃腸が冷えていたり弱っていたりすると、胃がびっくりして「胃もたれ」「吐き気」「胸やけ」を起こすことがあります。

「ジェルを飲むと気分が悪くなる…」という人は、消化吸収の負担が大きいサインです。

 胃腸に優しい使い方のコツ

必ず水と一緒に摂る: 胃の中での濃度を下げて負担を減らします

ゼリータイプやさらっとしたタイプを選ぶ: ドロっとした高濃度なものを避け、水分量の多い補給食を選ぶのも手です。

固形物(羊羹や小さなドライフルーツ等)を試す: しっかり噛むことで唾液が出て、消化を助けてくれます。

「みんなが飲んでいるから」と無理にドロッとしたジェルを流し込むのではなく、自分の胃腸に合った補給方法を選んであげることも、内臓を守り完走に近づくポイントです!

まとめ

フルマラソンの完走を支えるのは、鍛えた脚力だけではありません。

食べたものをしっかりエネルギーに変えてくれる「元気な内臓」があってこそです。

 「うどん+おにぎり」で即効&持続エネルギーを作る

 油脂を避け、よく噛んで食べる

 「豚汁」でお腹を温めて胃腸を守る

この「胃腸に優しいカーボローディング」で、当日は万全のコンディションでスタートラインに立ちましょう!あなたの完走を心から応援しています!

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「痛ければ効いている」は本当?無痛治療と鍼灸の本質について

「鍼(はり)って、やっぱり痛かったりする方が効くんですか?」

「お灸って熱いんですか?火傷しますか?」

患者さんからよくいただく質問です。

「痛みを我慢した分だけ効果がある」と思われている方も少なくありません。

しかし、東洋医学の古典や本質に目を向けると、実は「痛みを伴わなくても、しっかりと効果が出る」どころか、「無痛であること」こそが重要とされる場面が多くあります。

今回は、古典的な知見も踏まえながら、無痛治療と鍼灸の本質について解説します。

1. 古典が教える「鍼と痛みの関係」

東洋医学の最古の原典と言われる

『黄帝内経(こうていだいけい)』

などの古典では、適切な施術について「刺針不痛(針を刺しても痛みを感じさせない)」といった考え方が見られます。

本来、東洋医学における鍼治療は、体に無理な刺激やストレスを与えるものではなく、

「気が巡る道(経絡)の乱れを優しく整えるもの」

です。

強い痛みを我慢させるような刺激は、かえって体に緊張を生み、施術の効果を相殺してしまうこともあります。

2. なぜ「痛くなくても効く」のか?

「痛くないのに、なぜ体に変化が起きるのか?」と不思議に思うかもしれません。

その秘密は経絡という概念にあります。

経絡は、目に見える管(チューブ)ではなく、『体の情報やエネルギーが伝わる目に見えない線路』のような考え方(モデル)です。

線路自体は解剖しても見えませんが、駅(ツボ)を刺激すると電車(効果)が目的地まで届く。古代の人々が発見した、究極の身体マップなのです。

古代の「百刻(水時計)」の考え方で紐解くと、気血は一日に「50周」も全身を巡り、わずか「2刻(約29分)」で身体を一周している計算になります。

今あなたがこの記事を読んでいる約30分の間にも、あなたの気血は12経絡をぐるりと一周して、傷ついた組織を養い、自律神経を整え続けてくれているのです。

私たちの身体の中では、肺経から始まる12本の経絡が一本の大河のように繋がっています。

 自律神経へのアプローチ(西洋医学的観点) 人体は微細な刺激に対しても非常に敏感に反応します。皮膚や毛穴の表面にそっと触れるような優しい刺激でも、神経を通じて脳に伝わり、副交感神経(リラックスの神経)を優位にします。

 対症療法ではなく「根本改善」

強い刺激で局所の痛みを麻痺させるようなやり方は、一時的な対症療法になりがちです。一方で、身体全体のバランスを整える施術(無痛や微弱な刺激)は、体が本来持っている「自己治癒力」を引き出し、根本的な体質改善へと導きます。

3. 「無痛治療」がもたらす安心感

特に初めて鍼を受ける方や、痛みに過敏になっている状態の方にとって、「痛くない」ということは最大の安心感につながります。

体がリラックスして「安心」している状態こそが、施術効果を最大限に高める土台となります。

緊張して身構えてしまうような強い痛みは、必ずしも必要ありません。

結びに・・・

「痛ければ効く」というのは、ひとつのイメージに過ぎません。

本当の鍼灸治療は、体に負担をかけず、本来の調子を取り戻すための優しいアプローチです。

「鍼は痛そうで怖い…」と思っている方にこそ、この「無痛治療の本質」を知っていただけたら嬉しいです。

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【久しぶりの更新】そのケア、本物ですか?「根本改善」と「モグラ叩き」の決定的な違い

〜不調の警報アラームを消す前に、知っておいてほしい本当のこと〜

みなさま、大変ご無沙汰しております!

ブログの更新がしばらく空いてしまいましたが、日々の施術に没頭しながら、患者さんの「カラダの元(根本)」とじっくり向き合う充実した日々を送っておりました。

久しぶりの投稿となる今回は、最近街やSNSで目にする「ある違和感」について、治療家としての本音をお話ししてみたいと思います。

1. 「痛みが消えた=治った」という大きな勘違い

世の中には「これを塗ればすぐスッキリ!」「〇〇だけで万能!」といったお手軽なケアが溢れていますよね。

良い香りでリラックスしたり、清涼感のある刺激で一時的に「すーっとした感覚」を得ると、一瞬「楽になった!治った!」と感じてしまいがちです。

ですが、プロの目から見ると、それは**「痛みを治した」のではなく「麻痺させて隠しただけ」**であることがほとんどです。

⚠️ 火災報知器の電池を抜いていませんか? 身体の痛みや違和感は、内部で起きているトラブルを知らせる大切な「警報アラーム(SOS)」です。

根本の原因(骨格の歪み、筋膜の癒着、血流や気血の滞り)を放っておいたまま、刺激や感覚麻痺で痛みを誤魔化すのは、火事が起きているのに消火せず、火災報知器の電池を抜いて静かにさせているのと同じです。

麻痺させて隠している間に、内部では静かに悪化が進んでしまい、忘れた頃に大きな不調となって大爆発してしまうケースを、これまで何度も目にしてきました。

2. 表面のモグラを叩いても、土台が崩れていたら終わらない

「肩が痛いから揉む」「腰が痛いから湿布を貼る」「冷えるから塗る」……。

こうした一時しのぎのケアは、例えるなら**「モグラ叩きゲーム」**です。

地表に出てきたひとつのモグラ(不調)を一生懸命叩いて引っ込ませても、土の中(身体の深部や内臓・気血のバランス)が荒れ果てたままであれば、すぐに別の場所から次のモグラ(冷え、五十肩、疲労感、怪我のしやすさ)がワラワラと顔を出します。

 

本物のケアとは:顔を出したモグラを叩くことではなく、**「そもそもモグラが出てこない健康な土壌(土台)を作り上げること」**です。

3. 経絡治療家が診ているのは「元(根本)」のサイン

東洋医学・古典の考え方では、人間の身体はすべて繋がっています。

例えば「光をやたらと眩しがる」「筋肉がカチカチで怪我をしやすい」といった一見バラバラに見える不調も、深く紐解いていくと「内臓の疲労」や「気血の滞り」というひとつの「元(原因)」にたどり着きます。

言葉や表面的な症状だけに惑わされるのではなく、脈を診て、腹を診て、身体の深部にある気血の巡りを整える。

表面の皮を撫でるような誤魔化しのケアではなく、崩れた土台そのものを立て直すアプローチこそが、私たちがご提供している経絡治療です。

4. まとめ:自分のカラダの「SOS」に本気で向き合おう

手軽で魅力的な「魔法のようなアイテムや対処法」に惹かれる気持ちはとてもよく分かります。

ですが、大切なご自身の身体です。その場しのぎのモグラ叩きをいつまでも繰り返すのではなく、そろそろ「根本から整える本物の手入れ」を始めてみませんか?

「最近、ごまかしが効かなくなってきたな……」

「自分の身体の『元』からしっかり整えたい」

そう感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの身体が発しているSOSに耳を傾け、根本からの改善を全力でサポートいたします!

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ではまた。