こんにちは。
札幌市清田区北野・鍼灸サロンSmile Laboのパーソナル鍼灸師・おのでらなおこです。
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さて2月に入りました。
もうすぐ立春となり、暦の上では春に入ります。
北海道の春はまだまだ先でしょ、と思うかもしれませんが、
雪で閉ざされている期間は1年間で実質3ヶ月ほどしかありません。
ご存知でしたか?
私はこの冬にやっと自覚しました。(おそ)
去年までは、冬は半年もあるしな〜って思っていたくらいです。なんでだろ、自分でも謎です。
そんなに閉ざされていません。笑
私は「雪が降ったら冬になる」って感覚で育ってきたので(道民あるある??)、
本州は冬がないって印象なんですよね、雪かきないし。(乱暴)
それはさておき、
暦の上で春になるということを、どこで感じられると思いますか?
一番わかりやすいのは、
空気の緩み
ですね。今の空気感は、ピンと張り詰めたような、キリッとした印象です。
気候は二十四節気で刻々と変化していきます。
ちょっとだけ気にかけてみると、季節の変わり目も意外と楽しめるものですので、
この春からお試しください。
今年の立春は2月4日です。
春という季節は、冬の間はじーっとしているすべてのものが動き出す季節なので、
調子が悪くなりやすかったり、新しい不調が出てきやすいです。
花粉症などのアレルギー症状が出やすかったり、感情の起伏が比較的激しくなったりする方もいらっしゃいますね。
寒暖差もある、生活環境が変わることも多い。
そんな春になるべく調子を崩さず過ごすための対策が、
黄帝内経・素問の四気調神大論に養生法として記載されています。
本文は以下の通り。
春三月、此謂発地陳。天地倶生、万物以栄。
夜臥早起、広歩於庭、被髪緩形、以使志生。
生而勿殺、予而勿奪、賞而勿罰。
此春気之応、養生之道也。
逆之則傷肝、夏為寒変、奉長者少。
読み方。
春三月、此れを発陳と謂う。
天地倶に生じ、万物以て栄ゆ。
夜に臥し早く起き、広く庭を歩み、髪を被き形を緩うし、以て志をして生ぜしむ。
生かして殺す勿れ(なかれ)、予えて(あたえて)奪う勿れ(なかれ)、賞して罰する勿れ。
此れ春気の応、養生の道なり。
これに逆らえば肝を傷り、夏に寒変をなし、長に奉ずる者少なし。
で、なんて書いてあるかというと、
春の三箇月は、万物が古いものを推し開いて、新しいものを出す季節であり、天地間の生気が発動して、ものみなすべてが生き生きと栄えてくる。
人々は少し遅く寝て少し早く起き、庭に出てゆったりと歩き、髪を解きほぐし、体をのびやかにし、心持ちは活き活きと生気を充満させて、生まれたばかりの万物と同様にするがよい。
だたひたすらにその生長にまかせるべきで、殺害してはならない。ただひたすら成長を援助するべきで、剥奪してはならない。大いに心をはげまし目を楽しませるべきで、体をしいたげてはならない。
これが春に適応し「生気」を保養する道理出ある。
もし道理に反すると、肝気を損傷し、夏になって変じて寒性の病を生じ、人体がもっている夏の盛長の気に適応するという能力を減少させてしまう。
(黄帝内経・素問、「四気調神大論篇第二」より)
と、記載されているんですが、簡単私翻訳では、
「夜更かししないで寝て、少し早く起きて軽く運動しましょう(庭を歩く、とあるので散歩等がいいかな)。
髪はほどいて(キツく結ばないってこと)、体はのびやかにしておいて、心は活き活きと充実させ、生まれたばかりの万物と同様にするといいでしょう。
万物が成長するのを援助するように、のびのびと過ごすのが春の気に適応し、生気を保養する養生法です。」
といったところでしょうか。
この時代の人は、おそらく習慣として髪が長かったんでしょうね。多分ね。
現代も、男性は髪が短いものですっていう固定観念は通用しないですしね。
あー、でも中高生は規則がちょっぴり厳しいのかな?長髪男子はあんまりいないかな。
ということで、春の過ごし方のポイントは
のびのび
ですね。
毎年辛い症状でお困りの方には、メンテナンスとして鍼灸施術がおすすめです。
慢性症状を
いつものことだし、
と放置しないでください。もっともっと楽になるはずなんです!
ぜひ、お気軽にご相談くださいね。
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